猛暑が続きそうな夏の時期、スタミナをつけてパワフルに行動したい方、肉と野菜のマッチング料理で乗り切りましょう。野菜を熟知したシェフが教える、肉と野菜のマリアージュ。朝からでも食べられる、栄養価の高い「肉系サラダ」のレシピを紹介します。
料理・レシピ制作 高橋尚邦(cafe mikumari)
cafe mikumari(ミクマリ)とは?
‥‥有機農業が盛んな栃木県芳賀町、田園風景の中にある人気オーガニックカフェ。シェフの高橋尚邦さんが「ミクマリ」で料理を提供。奥様の明美さんが併設ショップ「ホムスビ」を運営し、作家の個展や古道具展なども開催している。詳しくはこちら
季節野菜の玄米サラダ 黒糖と黒酢でマリネした豚肉添え
見た目は重厚な豚の焼肉ですが、一口たべてそのアッサリ感に驚きます。一晩、黒糖と黒酢に漬込んだお肉の味わいが食欲をそそるのです。甘酸っぱさが目を覚ませ、気がつくと夢中で食べている。そんな料理です。
料理のポイントは肉を焼きすぎないこと。両面を焼いたらパサつく前にお皿に盛り、フライパンに残った肉汁を煮詰めてソースにし、それを肉にかけるとさらにおいしくなると高橋シェフ。
玄米サラダとのマリアージュ、お肉と旬の野菜も楽しめるパワーサラダです。
材料(2人前)
〈玄米サラダ〉
玄米(白米でも可)‥‥1/4合
豆、紅芯大根、黄色ニンジン、レンコン‥‥適量(季節の野菜なら何でも可)
ピクルス‥‥適量
塩‥‥少々
ニンジンの葉(なければパセリでも可)‥‥少々
〈豚肉のマリネ〉
豚もも肉(栃木県産和豚もちぶた)‥‥適量
黒酢‥‥50cc
黒砂糖‥‥大さじ1強
塩‥‥お好みで
つくり方
1 玄米サラダを作る。玄米を固めに炊き、流水でぬめりをとる。
2 野菜は細かく切り、豆と一緒にゆでて水気を切り、あら熱を取る。
3 ピクルスをみじん切りにする。
4 ボウルに1~3を入れ混ぜ合わせ、塩で調える。
5 豚肉のマリネをつくる。容器に黒酢、黒砂糖、塩を入れる。
6 5の容器に豚肉を入れ、30分以上漬け込む(前日から漬けこむのがオススメ)。
7 フライパンを中火にかけて、両面に焼き色がつくまで焼く。
8 お皿に玄米サラダと豚肉のマリネを盛りつけ、ニンジンの葉をみじん切りして飾り付ける。
料理のポイント
マリネは前の晩に仕込むと美味しさが増します
白菜と水菜のリヨン風サラダ
脂身から焼いて、脂分を落としたヘルシーな角切り肉と、白菜&水菜のさっぱり感を一緒にしたサラダ。ポイントは生で食べる白菜と水菜のシャキシャキ感です。野菜の水気が肉のクドさを中和するだけでなく、ミネラルたっぷりな旬の野菜は実に健康的。ラディッシュの苦みもさっぱりします。また、ソースは基本的な食材で煮詰めるだけの簡単なものですが、大変おいしいので挑戦してみてください。
大切なのはお肉のセレクト。豚肉は肉の質によってまったく違う素材になるので、家の近くのお肉屋さんを食べ比べ、自分でおいしいと思えるお店を見つけるのがベストだとか。豚舎にスペースがあり、ストレスがない豚なのか?など、豚の飼育環境を調べるのもいいでしょう。
材料
〈サラダ〉
豚バラ肉(栃木県産和豚もちぶた)‥‥100g
生の白菜‥‥2~3枚
水菜‥‥1/4~1/5束
ラディッシュ‥‥1個
黒コショウ‥‥適量
〈ソース〉
バルサミコ酢‥‥100cc
赤ワイン‥‥100cc
塩‥‥適量
つくり方
1 白菜と水菜とラディッシュは洗い、適当な大きさに切り、水気を切る。
2 豚バラ肉は角切りにする。
3 フライパンに豚バラ肉を入れて、中火にかける。脂身から焼いていく。
4 豚バラ肉から出た脂を回しかけ、じっくりと両面焼き上がる。
5 ソースを作る。小鍋にバルサミコ酢、赤ワイン、塩を入れて煮詰める。
6 野菜と肉をお皿に盛り、ソースをかける。
料理のポイント
白菜、水菜は生のシャキシャキ感を楽しもう!