素材からつくるレストラン、アワーズダイニングの大豆スイーツ。節分の時期に喜ばれる煎り大豆を自作できるほか、バレンタインデーにも使える手作りデザートを作りましょう。日本人に親しまれてきた「大豆」「米粉」をテーマに、おやつやプレゼントにも最適なバレンタインスイーツ第1回目です。
料理・レシピ制作 濱口正遠・濱口淳子
(natural restaurant Ours Dining)
natural restaurant Ours Diningとは?
‥‥那須高原にある人気の癒しのレストラン。オーナーシェフの濱口正遠さんと、パティシエでもある奥様の淳子さん。それぞれレシピ本をつくるほど二人の料理はオリジナリティあふれる内容です。また、野菜は500坪ほどの広い自家菜園にて、自然農で野菜を栽培しています。アワーズダイニングについて詳しくはこちら
大豆とショコラのクロッカン(抹茶風味)
ナッツの代わりに節分の煎り大豆を使用したザクザク、カリカリ食感が魅力のチョコレートのお菓子です。クロッカンとはフランス語で「カリッとした」という意味。カロリーを控え、タンパク質をたっぷり摂れるのも嬉しいところです。
煎り大豆を作る時間がない方は、節分の時に売っている豆まき用のもので構いません。
材料(16個分)
〈A〉
煎り大豆‥‥60g
チョコレート‥‥50g
米粉‥‥10g
抹茶‥‥1g
〈B〉
ひよこ豆の煮汁‥‥20g(または卵白20g)
甜菜糖‥‥15g
つくり方
下準備
・オーブンは160℃に予熱しておく。
1 煎り大豆、チョコレートは包丁で荒く刻む。
2 〈A〉をボウルに入れ、ゴムベラでムラなく混ぜ合わせ
3 別のボウルに〈B〉を入れ、泡立て器で混ぜ合わせ、砂糖を溶かす。
4 2に3を入れ、ゴムベラで手早く均一に混ぜ合わせる。
5、オーブンシートを敷いた天板に、直径2cmほどの丸く平らな形に整える。
6、150℃のオーブンで13分くらい焼く。
料理のポイント
小麦粉の代わりに米粉を使うので、粉ふるいが不要。混ぜ過ぎても失敗せず、あっという間につくれます。また、チョコレートをホワイトチョコレートに置き換えても可能。〈B〉はメープルシロップ35gでも構いません。
*砂糖は国産のてん菜糖や精製度の低い粗製糖・洗双糖・きび砂糖などを選ぶとからだにゆっくり吸収されます。
煎り大豆のつくり方(1カップ)
1 大豆をたっぷりの水に一晩浸けておく。
2 1の大豆をザルにあげ、水気を拭き(半日~1日)しっかり乾かす。
3 2を天板に大豆が重ならないように並べ、オーブンで160度60分ほど。焼き終えてもオーブンに入れたまま冷ます。
料理のポイント
大豆にはいろんな種類があります。お好みの大豆で作ってみましょう。たっぷりの水でふっくらと戻したのち、水気がなくなるまで完全に乾かすことが、カリッと仕上げるポイントです。オーブンの余熱は不要ですが、豆の種類や、含まれる水分量によって、オーブンの温度や焼き時間を調節しましょう。
*焼きすぎると歯ざわりが硬く、大豆の香りも飛んでしまうので注意。
*30分くらいで大豆に火が通ります。ソフトな状態に塩を軽く振れば、枝豆の風味でおつまみに最適。